「宙船」

20代の頃、よく中島みゆきの歌を聴いていました。

人のこころに寄り添う歌に癒しを求めていたのかもしれません。

 

四柱推命におけるみゆきさんと私の「命式」は似ているのですが、それを指摘して下さったのは浅野太志先生です。

「命式」とは、四柱推命におけるその人をあらわす案内図のようなものです。

浅野先生の占いの素晴らしいのは、どんな人の「命式」にも意味があるという考えです。

 

書店に並ぶ四柱推命の本には、「よい命式」「悪い命式」みたいなことが書かれたものがあり、悲しくなります。

浅野先生は、その人の「命式」の特徴をつかんだ上で、どんな生き方が自分を生かしやすいのかを示唆するやり方です。

そんな考えはとても思いやりがあり、素敵だなと思います。

 

私の場合は、さらに「氣学」や「傾斜」も取り入れ、色々な角度からその方のタイプを見ていきます。

多面的にみることができますので、そう簡単に「よい」「悪い」はいうことができません。

というより、自分で選んで生まれた人生、「よい」「悪い」ということではないのです。

 

どういう「負荷」をかけてこの人生ゲームを楽しむか、なのだと思うのです。

人生ゲームというと不謹慎に思われる方も多いと思いますし、この私自体が、「人生は修行のようなもの」と思っていました。

実際前世では修道女だったこともありますし、今世でも巫女をやっていた私らしい考え方ですよね。

 

「修行」と思うとどんどん修行のようなことが起こります。

今は、人生は楽しむものだと思っています。

そうすると「楽しい」ことが多くなってきました。

 

それから、自分で自分に負荷をかけるのは自由ですけれども、

人の人生に負荷をかけてはいけませんね。

 

反対に、自分の人生を人に左右されることはありません。

 

そんなことを最近つくづく思います。

 

TOKIOの歌に中島みゆき作詞作曲の「宙船」があります。

 

🎵その船を漕いでゆけ おまえの手で漕いでゆけ

おまえが消えて喜ぶ者に おまえのオールをまかせるな🎵

 

色々な意味にとれる歌詞ですが、あなたのことを大切に扱わない人と共にいなくていいんだよ、そんな風にもとれますね。

あなたをけなす人からは離れましょう。

あなたを傷つける人はこちらから遠ざけましょう。

それが自分を大切にすることでもありますからね。

決して自分を甘やかすことではありませんよ。

 

本日もおつきあいいただきましてありがとうございました。