「左手」を添えると「気」が宿る・・・そんな気がする

月曜日から金曜日までは女子高生を、そのうち水曜日は地元の小学生とお勉強をしています。

自分と自分の子どもたちは棚に置いて、生徒・児童の成績を伸ばすのは結構得意です。

たいしたことはしてません。

 

大切にしているのは、最初と最後のあいさつ。

それから声を出すこと。

そして、利き手でない方の手の位置。右利きの場合は左手の置き場所ということです。

 

「左手」の果たす役割って結構大きいんですよ!

文字を書くときにノートをおさえるからきちんと書ける、だけではありません。

向かう対象に「気」が入るんです。

 

仮に左手を膝の上に置いたままだと身体が傾きます。

するとそこから「気」が漏れていく気がするのです。

さらに「気」が乗らない。だから集中しない。結果ぼんやり上の空。

 

左手をきちんと添えるだけで、「気」が身体の中心に集まるように思います。

「気」が入る、つまり「気合い」が入るってことなのでしょうか。

これを続けていくと、あら不思議、だんだん気が盛り上がっていく。

気が付くと、できなかったことができるようになっている・・・

 

どうやら「できる人」は自然とやっているみたい。

 

もともと私の何倍もきちんとしていた義母ですが、年齢と共にぼんやりする部分が出てきています。

お食事の時もたまに左手がどこかに遊びにいってることがあります。

そうするとうっかり食べこぼしもしてしまいがち。

左手を添えるだけで、グーンと違ってきます。

 

「氣」の達人が伝授する「氣」の入れ方は至極簡単。

物を丁寧に扱う、これだけ。

雑に扱うと「氣」が乱れるそうです。

 

言われてみると当たり前な感じがしますね。

物を乱暴に置くと不快なのは、そこの空気が乱れるからなのでしょうし、

扉を無神経に開けたり閉めたりすると指を挟んでしまったりして危険です。

また「氣」がゆるむと油断してしまって事故の原因にもなりかねません。

 

ちょっと左手を添えてみてください。

作業がはかどりますね。

仕上がりもよくなりませんか。

すると心が満ち足ります。

 

一回心が満足な状態を覚えたら、やがて習慣になります。

評価も上がります。

何より美しいですね、ものの仕上がりも、心も、そして姿も・・・

 

目には見えない「氣」が宿るだけで全てがよい循環になっていく、そんな気がします。

 

本日もおつきあいいただきましてありがとうございました。