いつも本音❢

毎年この時期になると、「梅雨入りはいつかなぁ?」とまるで心待ちにしているかのように思っていたりします。

そして、「梅雨入り宣言」みたいなお知らせが出ると、嬉しいわけではないのに何故か安心している自分がいます。

なんでしょうか、ほっとするというのとも違うのだけど、「いつものあれ」が来ないと何だか落ち着かないのは確かです。我ながら不思議な感じがします。

 

さて、持っている辞書に「駆け引き」とか「思わせぶり」という語句が見当たらない私の言動って、いつも本音❢です。

そのせいか、まわりにもそういう人が集まってきます。

 

昨日は、仕事が終わって大切な大切な友人とお喋りを楽しみました。この友人とはこれまで大概はグループで会ってきたせいか、お互いに知らないことがたくさんあってビックリしました。

私は、彼女が暑がりさんだとは知らなかったし、彼女は私がついこの間まで冷え症で、一年中小さなカイロを持ち歩いていたことを知らなかったそうです。まぁ、こんなお話、誰にでもするわけではありませんが・・・

もう何年も仲良くしてるのに、意外と知らないことってあるんだなぁと思った次第です。

 

その帰りに、長女の幼稚園来のママ友にバッタリ会いました。5年ぶり?いえ、もっとお会いしてなかったようにも思います。

「聞いたわよ~」と言うので、「何を?」と尋ねると、「ほら、違うお名前でのお仕事!」と遠回しに攻めてきます。どうやら、四柱推命を含む占いやヒーリングのことのようです。

電車で10分あるかないかの間に、互いの仕事の話やら子どもたちの近況やらで、「またね~」とお別れしましたが、以前よりも開放的にお話ができてよかったなぁと思いました。

 

つくづく思います。

本音でおつきあいすれば、本音がかえってくる、と。

 

私のように、すぐ手の内を見せてしまうタイプは、駆け引きにはめちゃくちゃ弱いです。

頭脳プレーもあまり得意とは言えないし、アタフタもすれば、ジタバタもするけれど、何とかみつをさんのように言い訳します。

だってにんげんだもの・・・

 

自分の弱さも欠点も全て受け入れて、それでも残るのは「いつも本音❢」ということです。

 

昨日の大切な友は、実は占いは興味がないのだとか。それでも私のブログは目を通して、私が書いてしまって忘れていることまで覚えて下さっています。

 

それは我田引水かもしれないけれど、私の言っていることがウソ偽りないことを長年のおつきあいで知っていて下さるからなのかな、と思います。

 

4日の毎日新聞の「今週の本棚」というページに、星野源の著書が紹介されていました。昨年「逃げるは恥だが役に立つ」というドラマできまじめ過ぎるサラリーマンを演じて、主演の新垣結衣(ガッキー)と共に踊る「恋ダンス」を作詞作曲して爆発的に売れた、あの星野源です。

月刊誌のエッセイをまとめた「いのちの車窓から」というタイトルのその本は「病気療養中の一年間、ずっと一人。自分と向かい合い尽くした感がありました。だから目線が外に向い」てつけたのだそうです。

さらに興味深かったのは、「締め切り近くになると、パソコンの前に座り、何を書こうかぼんやり考えます。一回書いてみて、もやもやして、違うなと思ったら全部書き直します。終わり方も書きながら思いついていく感じです」の言葉です。

内容の面白さは全く及ばないけれど、太字の部分は全て私の日常と重なるからです。

そして、この言葉に何だか励まされました。

以前の本では、何を書こうか、書くことないや、とあせっていたのですが、今回はありません。これ面白いでしょう、という感じで書こうとすると、ネタを探さなければならず、つらい。起きたことをただ書く方がいいんです

 

私も、「占いには興味ないけれど毎日ブログを読んでくれている友」や、応援して下さっている方たちの顔を思い浮かべたりもしながら、日々の出来事を本音で綴っていこうと思います。

 

本日もおつきあいいただきましてありがとうございました。