できないって誰が決めたの?~呪縛から自由になる

「運動神経が悪いんだから、運転免許は取らない方がいい」ということをずっと言われて育ちました。〈理由づけその1〉

生まれは東京の下町、今はスカイツリーのある所に住んでいたものですから、駅に行けばいつでも電車が出ていましたし、出かけるにもクルマでない方が小回りがきいて便利な環境でした。〈理由づけその2〉

「女の子はね、助手席に座ってるほうがしあわせなのよ」なんてアドバイスしてくれる方もいました。〈理由づけその3〉

ですから自分が運転する姿など到底想像できず、「わたしが運転?無理ムリ・・・」と思いこんでいました。

 

その私が運転免許をとろう!と気持ちが変わったのは、3人の子を病院に連れて行くという事態に直面したときです。滅多に風邪をひかない長女がひいたらいつの間にか3人とも・・・長女を自転車の前、次女を自転車の後ろ、そして三女をおぶって自転車をこぐ・・・しかも我が家から駅までの道には坂道があります。3人の看病で寝不足だし、自転車はふらふら・・・

運動神経が悪い私。だからこそ、かえって自転車はアブナイ‼ という結論にその時達したのでした。

それからがひと苦労でした。託児所のある教習所を探すこと、家から子どもを連れて通える範囲にあること、そして「あぶない、無理だ」という周囲を説得すること・・・

何とか免許を取った日は、これまた不思議、ちょうど誕生日でした。しかもお腹に4人目が・・・

あのタイミングを逃したら、それこそ「無理」になっていたかもしれません。

今や我が家では、私が運転して当たり前になっています。反対した義母も夫も、そんなことあったかなぁ状態だと思います。面白いものです。

 

実はこんなことって、日常茶飯に起こっていることです。

ひとが「あなたには無理だ」と言う。

自分自身も「わたし(ぼく)には無理だ」と思う。

 

ホントに無理ですか?

 

経験からいうと、そのほとんどが思いこみです。

 

今日は朗報が3つ私のもとに飛びこみました。

昨年の秋から小学校で接している児童から2つ。そして大学入試に再チャレンジしている元高校生徒M子さんから1つ。

元生徒のM子さんからは、大学に合格したというニュースが舞い込みました。東京の人気女子大学に合格しましたという嬉しい報せでした。

予備校には通わずに出した結果です。まだ発表待ちのものもあるので、ひとまずの結果です。

常識から判断すると、再チャレンジ(いわゆる浪人のこと)の場合、予備校に通わずに受験勉強するというのはリスキーな選択です。まずはおススメしません。しかし、世の常識にとらわれることなく自分の信念を貫いた結果は、正解!と出ました。

 

小学生の子からは

ひとりの男子児童は、なんと先日の日曜日に開催された市の料理コンテストで優勝したというのです。快挙です‼

男子児童が参加すること、しかもグループではなくてひとりで参加することはかなり珍しいらしく、地元ケーブルテレビの取材も受けたとのことです。市長さんと一緒に写真も撮ったそうです。

さて料理名ですが、一度聞いただけでは覚えられないし、聞いただけでイメージもできないでいたら、丁寧にレシピを書いて教えてくれました。

「書くこと」も「説明すること」も得意だとは思われていないのですが、料理そものものは得意な分野ですから、それは堂々とまるでプレゼンのように私ひとりを相手に伝えてくれました。

大いに自信につながったことでしょう。

 

もうひとりは女子です。

算数が苦手、ということでお世話をしている子なのですが、実はこの子の音読と読解の能力は大変素晴らしいのです。まるで子役の子みたいに上手に声に出して読みますし、教科書に載っている「ごんぎつね」など情感豊かに読める感性と表現力そして理解力も持っています。それはあまり大人たちは気づいていません。

どうしても「できない算数」に目が向きがちだからです。

そこで私自身もあまり得意とはいえない算数をこの児童と頑張って取り組んできたのですが、

「算数ね、一番上のクラスになったよ‼」と今日は開口一番に報告してくれました。

「できない」とまわりも自分も思いこんでいたことが、たった4~5か月で「できる」に変わりました。

ビッグニュースです‼

 

 

そろそろやめませんか、「できない」という思いこみ。いったい誰が「できない」って決めたの?

思いこみという呪縛から、自分を解放してみませんか。

そしたら、自分で予想もしてみなかった新しい自分があらわれます。

 

本日もおつきあいいただきましてありがとうございました。