プライスレス

昨日29日、中高のクラブ活動の仲間と会ってきました。仲間のひとりがいつも仙台から出てきてくれるため、最近は東京駅付近であうことが暗黙の了解となってきています。


 

中学入学と同時に軟式テニス班(部活のことを「班」と呼ぶ学校でした)で知り合って以来、人生の相当長い間をこの仲間と共に過ごしてきたことに改めて驚きます。

それぞれ違う大学に進学して、お勤めして、結婚して子育てして・・・人生のいろいろなステージを経て、いま話題は子どもの就職先の話、最近始めた趣味の話、ペット自慢、自分自身のこれから、そして年取った親のことになってきています。

 

私のように、結婚と同時に専業主婦になりたくて家庭に入った者からすると、子育てしながらずっと仕事も続けてきた友人のことはすごいなと思います。

反対に、仕事と家庭と両立させながらやってきた友人からみたら、趣味がいろいろあるように見える私の生き方はいいなぁと思えるそうで、結局のところ、「元気で自分らしくまた明日からがんばろうね!」という感じで別れます。

 

男の子をふたり育てながらずっと中学で英語を教えてきた友がいます。毎朝5時50分には家族の誰よりも先に家を出て、帰りも夜の8時から9時だといいます。真似できないことだと思います。

「私にはそういう生き方、できなかったな・・・」と言うと彼女曰く、

「家族のために費やした時間はプライスレス!価値があるよ」という言葉を返してくれました。

 

家事も育児も、そして介護も、労働の大変さのわりに賃金も出ないから、まさにプライス(お値段)はレス(無い)です‼ それで文句でも言われたら割りに合わないなぁと思ってしまいがちな「人間の私」だけれど、友のこの言葉に勇気づけられたのでした。

 

占い師 ときには友に 励まされ

本日もおつきあいいただきましてありがとうございました。