一年間で得たものは?

最近フェイスブックへの投稿をするようになりました。

昨日の投稿を、ほぼそのまま記事にしてみますね。

 

春、別れの季節。

小学生の子たちとも、いったんお別れです。

日頃は高校で教えてますが、週に一日だけ小学校でも教えているのです。

 

教室で「ついていけない!」と思っている児童を教室以外のお部屋で個別指導する日野市独自の取り組みです。

 

実は「ついていけない!」は、だいたいの場合「思いこみ」です。忙しいママが多い昨今、家で宿題を見てあげられない、そのうちに漢字が読めなくなる、計算も遅いからイヤになる、そんな小さなことからだんだんと「自分はできない」と思いこんでしまうのです。

そんなご家庭(働くママ)に「見てあげてください‼」っていうのは簡単だけど、それは何の解決にもならないばかりか、ますますママを追いこみ、それは子どもに波及して、「自分はできないんだ」という劣等感を植え付けることになります。

ちょっと見てあげるだけで、グッと違ってくるのにな。ってなわけで、私がやってるのはそんな役割。

 

子どもの「思いこみ」を取り除いてあげると、逆に思わぬ力を発揮し出すのです。

 

そして、大きな大きな成長を遂げた子たちと、一昨日お別れをしてきました。

 

一番いいのは「もうこのお部屋に来なくてだいじょぶ♡」と思うことです。

 

それでほとんどの子たちには「もう大丈夫ね」と伝えました。

でもね、私も人間。5人中5人目の子に、「ありがとうございました❤」って、つぶらな瞳で言われたら、ちょっとウルっときてしまいました。

また一番やんちゃな男の子に「このお部屋で何を学んだ?」と尋ねたら「あい(愛)」と黒板に大きく書いてくれました。

しかも大きなハート付き💛

 

嬉しくて、ちょっぴりさみしい春。

 

本日もおつきあいいただきましてありがとうございました。