今年の九星

いよいよ立春!本格的な2016年の始まりです。今朝お勤め前に氏神様にお参りに行きましたら、椿の木にウグイスが遊んでいました。スズメよりやや小ぶりで、地味なオリーブ色をしています。目立つウグイス色(黄緑色)で花の蜜を吸っているのはメジロです。この時期のウグイスはまだ鳴きません。自然と「早春賦」の歌詞が思い出されます。

♪春は名のみの風の寒さや 谷のうぐいす歌は思えど 時にあらずと声も立てず 時にあらずと声も立てず🎶

「暦の上では春になったものの風はまだ冷たいわ。鶯は歌う準備は整っているけれど、あともう少しと出番を待ってまだ声を立てないでいるのね。」とこんな感じでしょうか。

 

さて本日は、九星それぞれの今年(二黒中宮の年)の運気をお伝えしたいと思います。

もともと、一白(いっぱく)は北 二黒(じこく)は西南、三碧(さんぺき)は東、四緑(しろく)は東南、五黄(ごおう)は真ん中(中宮と言います)、六白(ろっぱく)は西南、七赤(しちせき)は西、八白(はっぱく)は東北、そして九紫(きゅうし)は南です。

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自分は今年どの部屋(方角)にいるのかということを「同会」とよび、自分の部屋に誰が住みつくのかというのを「被同会」と言います。今回は「同会」を中心にご説明致します。


一白水星 ⇒四緑木星同会 「東南」という調和と交流をあらわす場所に位置します。発展する運気です。交友関係を大切にしたり交際範囲を広げることで充実した一年になるでしょう。大いに発展して積極的にお過ごし下さい。自然体でいることで、人気を得たり恩恵を受けたりするでしょう。お勤めの方は上司との意思疎通や顧客とのやりとりがうまく運び、家庭においては家族との絆が会話を密にすることで深まります。独身の方は交際のチャンスに恵まれるでしょう。「活発な交際」を心に留めて下さい。

二黒土星 ⇒五黄土星同会 「中宮」つまり全体の真ん中に位置しますので旺盛なパワーを持ちます。転換の節目でもありますから、ここ9年の積み重ねがはっきり表面化することを意味します。また真ん中にいることから周囲からの注目を浴びます。自信を持つのはよいですが過剰にならにように注意する必要があります。強いということは吉凶が入り交じり波乱を招くおそれもあるからです。心がけることは「内部の充実」です。拡張や新規の取り組みは控えて守りの姿勢でお過ごし下さい。

三碧木星 ⇒六白金星同会 「西北」というリーダーをあらわす場所に位置します。意欲や自信に満ち溢れ、気力も高まります。仕事運も好調です。六白は統率や権力も意味しますから、大局から物事を判断して成果もついてきます。金運もよいのですが、どうしても高級品や高額なものに心が動きがちですので、堅実なお金の使い方を心がけて下さい。若い方は高望みや高飛車に気をつけさえすれば良縁のチャンスです。積極的に機会を設定しましょう。「隆盛な時ほど謙虚」でいらして下さい。

四緑木星 ⇒七赤金星同会 「西」の方角で楽しいことや美味しいものに縁のある場所に位置します。人との交際も心躍ることが増えるでしょう。家族や友人と外食や旅行に出かけて楽しく過ごす機会に恵まれます。七赤の場所である西の方角は外に出ていくことを表わすので、「交際」の一方で「出費」も増加の傾向です。また、活発になるとどうしても余計な一言を口走ってしまったりなどの失言にも注意を要します。「言葉遣いに気をつけて」喜び溢れるお付き合いで発展の波に乗って下さい。

五黄土星 ⇒八白土星同会 「東北」の「丑寅」の方角に位置します。丑は物事の締めくくりを、寅は始まりを意味することから、変化運であるといえましょう。家庭や職場での変化変動、また環境の変化や心の迷いなども起こりやすい年です。上手にストレス発散をして、肩の力を抜いて「冷静な判断」と「柔軟な対応」を心がけて下さい。相続や不動産の問題も起こる暗示がありますので、金銭貸借及び保証人の依頼は断るのが賢明でしょう。若い方には心ひかれる異性が現れます。慎重に進めて下さい。

六白金星 ⇒九紫火星同会 「南」の「離宮」の方角に位置します。南は物事があらわれる方角なので、善悪共に表面化します。南は「太陽」であり「天」でもあります。つまり全体を高いところから見渡すことができるのですが、人からも見られるとも言えます。高い評価も期待できる反面、隠してきた事柄も世に出るということです。名誉や名声を得ることと秘密事の露顕という現象を意味するのです。「離」は離れる・別れる象意ですから、大切な人や物を手放さなくて済むように、「断捨離」など敢えて何かを手放すことをやってみるのも良いでしょう。

七赤金星 ⇒一白水星同会 「北」の「坎宮」の方角に位置します。北は「水」で「知性」の方角と言えますから、資格取得のための勉強や研究などにうってつけと言えます。「地道に気張らず」を心に留めて、うまい話にのることなく、現状維持を心がけて下さい。「水」は異性との問題や泌尿器系のトラブルを意味しますので、無理は禁物です。もともと楽しいことが好きで美味しいものには目がない七赤の方なので、「楽しく美味しいもの」を自分へのご褒美に今年を乗り切っていただきたいです。

八白土星 ⇒二黒土星同会 暗剣殺を帯びて「西南」の方角に位置します。暗剣殺の凶の作用により、やることなすことが空回りして裏目に出やすい年廻りです。そういう時は自分が前に出るのではなく、また功を焦らず、相手を生かすことで周囲の好感を得るなどして協力や信頼を獲得していくのがよいでしょう。二黒の特徴である「地道と堅実」を心に置いて雄飛の時を待ちましょう。趣味やボランティアが支えや希望につながります。トンネルの向こうには一筋の光明が待ち受けています。

九紫火星 ⇒三碧木星同会 「東」の方角に位置します。東は季節なら春、上昇・発展の運気です。好調な時ですから、精神的にも肉体的にも充実し活気に溢れます。そもそも光の中で輝くという意味を持つ火星の人ですが、今年は明るい春の陽気の中で本来の輝きが発揮されるでしょう。仕事も成果が認められますし、これまでの努力が結実することも考えられます。注意するとしたら、勇み足と見栄を張ることです。独断専行を避け人との協調を心がけることで、発展は確実なものとなるでしょう。

 

ご自分の今の運気を知ることでさらに幸せを掴んでいって下さいませ。