合言葉は「インド、行こうね!」

台風が心配される今日、何年ぶりかで大学時代の友人と会いました。

場所は、それぞれの思い出の地、渋谷。

私にとっては、初めてお勤めした場所であり、2011年まで7年間通っていた場所でもあります。

そして、友人にとっては・・・なんと生まれ育った場所なのです‼

 

聞けば、現在セルリアンタワーのある地のすぐ近くにあった小学校にランドセルを背負って通っていたというのです。でも、やはり住む人はだんだん少なくなり、小学校のクラス数も減って統廃合が進み、通っていた小学校はもう存在しない、と聞くとさみしいような気持ちになります。

渋谷に住んでいるとどんなことが起こるかというと・・・たとえば東急本店でルノアール展をやっていれば、社会科見学か何かでそれを観に行ったりしたそうで、都会っ子そのものだったわけです。

また、無くなって久しい五島プラネタリウムなどは遊び場だったようです。

 

さて、その懐かしの渋谷で待ち合わせは、定番のハチ公口の改札口。

LINEで「もう着いているよ。いもと(タレント)のwifiの広告前にいる」と連絡をもらったものの、姿は見えません。着ている服の色まで教えてくれてるのに、私には見えません。

一瞬、私が見ているものは本物なのか、もしかしたら幻なのではないか、はたまた夢をみているのかしら・・・と訳がわからなくなりました。

じゃあ場所を移動しましょう、ということになり、それでやっと事情がのみこめました。

なんと、ハチ公口は左右に二か所あったのです‼

そして、「いもとのwifiの広告」はきちんと両方の口にあったのです‼

 

何年も渋谷にご縁があったというのに、そんなことも知らなかったことをほんの少し反省をしたものの、すぐに四半世紀以上前の大学生時代に気持ちは戻っていくのでした。

 

当時私はよくその友人から「感覚的だね」とか「ふわふわしている」とか言われたものでした。

確かによく夢みたいなことばかり言っていたので掴みどころがなかったのだろうなぁと思います。

しっかりと地に足がついている同級生が多い中、私の存在は珍しかったそうです。

 

私はと言えば、彼女の裏表のないサバサバしたところや、歯に衣着せないけれど心の中はあたたかいという人柄が好きだったので、何年ぶりかでも会いたいなと思うのでしょうね。

 

この夏、ニューヨークに行ってきたと思いがけずお土産をいただきました。

MoMA(The Musium of Modern Art)で見つけたストールは虹の色でした。

さすが、美しい色彩の絵画をよく鑑賞していた彼女だけあってカラフルなのにゴチャゴチャしてなくて、この秋を楽しめそうです。

そういえば、先日のアメリカのお土産のハチドリも虹色だったことを伝えると、

「ハチドリと言えばね、教師のお仕事はハチドリのようだって言った人がいるのよ」と大学を卒業以来ずっと教職に就いてきた彼女は言うのです。

いっけん何にもしていないように見えるけれども、本当は常に羽ばたいている、しかも高速回転で。

ハチドリのホバリングと教師の仕事かぁ・・・

教師の仕事に限らず、プロの仕事全般に言えることかもしれないなぁとも思いました。

 

私は、四柱推命で自分を観ても、手相でも、インドの不思議な葉っぱ「アガスティアの葉」でも、そして自分自身の望みでも、生涯お仕事をしていくことになっているのですが、ハチドリを心がけたいなとつくづく思いました。

そして、数年後、彼女のお仕事が一段落した頃、一緒にインドに行こう❢と話は決まりました。

 

夜になってから、彼女からLINEが届きました。

「インド、行こうね!」

合言葉にしたいと思います。

 

本日もおつきあいいただきましてありがとうございました。