同行二人(どうぎょうににん)の教え

 

今日は四柱推命を共に学ぶ仲間たちの試験の日でした。四柱推命の鑑定士になるための試験です。私はその中で特別に出来がよいわけではないのですが、昨年は私にとってGO!の年だと自分で判断したので思い切って昨年の今日試験を受けて合格をいただき今にいたっています。世の中で「占い」や「鑑定」をなさる方は皆が試験を受けた方ばかりではありません。四柱推命というものが学問的にも優れたものだということを広めようと、一念発起して宮田有峯先生が始めたものなのです。

今回試験を受けた仲間はなかなか多才です。人一倍問題意識が強くて「調べる」力も解決能力も抜群のMさん、声楽の専門家でリサイタルまで開くほどのNさん、石飛博光(いしとびはっこう)氏に書を学びその腕前が素晴らしいJさん、レイキやヒーリングのワザを既に身につけてらして四柱推命で強化していこうというKさん、占いが日常に普及している関西出身で気学の面ではかなりの術を身につけてらっしゃるSさん・・・

それぞれに特別な優れた力を持ってらっしゃる方ばかり。それでも、いざ試験となると緊張を伴ったりするものです。そこでみんなが試験を受ける頃、高野山東京別院というところに行ってみることにしました。弘法大師さまが開いた高野山の東京バージョンのお寺です。「同行二人(どうぎょうににん)」という言葉がふと頭をよぎったからです。

「同行二人(どうぎょうににん)」とは、たとえ私たちが一人でいるように見えても、常に弘法大師がそばについていて下さるということのようです。お遍路さんが四国八十八か所の札所を巡るときにかぶる笠に書かれた文字なのです。なんとありがたい言葉でしょう。そしてなんと心強い弘法大師の応援メッセージであることでしょう。

この弘法大師空海の「同行二人」にあやかって、私も、仲間と共に歩いていけたらいいなという思いで、その「高野山別院」を訪れました。

品川駅から坂をのぼって歩くこと15分、高輪という地にあります。ちょうど先日民放で羽鳥慎一アナウンサーがレポートしていたとかで、足を運んだというご婦人がちらほらみえていました。

なんとそこには、四国の八十八か所のお寺の土〈砂〉を埋めてあるという場所があり、お遍路してまわっただけの御利益があるのだとも言われています。それがここです。

 

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左側が正門の写真。真ん中が弘法大師のお遍路姿。そして右の写真が地面に四国の地図と札所の番号が記されているものです。その番号を1から順番に進むのが「順打ち」、88番目から逆に進むのを「逆打ち」と呼ぶのだそうです。私はご利益がよりあると言われる逆打ちで、仲間の合格祈願と四柱推命の発展を願ってみました。

さらに中に進むと大きな講堂があります。

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講堂でお詣りさせていただいていよいよ帰ろうかというとき、TBSの撮影クルーがやって来ました。ちょうど腕を骨折したらしい坊やがお父さんと共に逆打ちで参拝するところを映していました。にこやかに見守っているお母さんらしい方に聞いたところ、明日の番組で取り上げられるのだとか。

「同行二人」の精神で、皆様もどうぞお過ごし下さいませ。誰もひとりぼっちではありません。

*タイトルの「同行二人」のよみは正しくは「どうぎょうににん」でした。訂正いたします。自信を持って間違えていました。すみません。