鎌倉ハイキング

心配されていた雨も全く降ることなく、鎌倉ハイキングは晴天のもと実施されました。

そんなわけで昨日はフェイスブックでつながっている中学・高校の仲間と共に、鎌倉市内の散策や寺院仏閣を訪ねることもほぼなく、ひたすら山歩きで汗をかく一日となりました。

歩いたのはこのコース、天園ハイキングコースです。待ち合わせの北鎌倉にリュック姿でみんな集合、ストックを持って現れた仲間もいました。企画してくれた友はすっかり「山ガール」の装いです。

建長寺の拝観料を払ってその後ろの山道をのぼっていきました。メンバーの中には、剣岳を登ったという友もいて、その魅力を尋ねると、「右足出して左足出して、っていう単純さがいいのよね~。何にも考えないでいいから」と教えてくれました。

私はスニーカーでの参加でしたが、雨が少しでも降ったら、足元がしっかりしてないと危ないことがわかりました。落葉が濡れていたらそれが原因で足をもっていかれそうな箇所があったからです。

時間があればあちらの山、こちらの山と出かけている程の山好きの2人は、2人ともに骨折の経験があるのだとか。2人ともあとちょっとのところで足を滑らせたということで、「高名の木登り」の話に通じるなぁと思いました。

徒然草の中の一つのお話に、名高い木登りの名人がいて、弟子に「気をつけろ」と注意する話があります。いつ注意したかというと、木の高いところではなく、あとちょっとというところだということに兼好法師が不思議に思って尋ねたところ、名人は「あやまちは安きところになりて必ずつかまつろことに候(そうろう)」と答えるのですね。

「簡単なところで失敗は起こるよ。難しい局面では自分で気をつけるけれど、簡単なところにくると油断してしまう」ということなのですね。

大いにあり得る話です。

そんなこんな会話が弾みましたが、話をしながら歩くには少々しんどい登りもあり、ときどき咲いているヤマユリや美しい鳥の鳴き声が清涼剤となりました。

山をおりたところにある普通のお宅と見かけ変わらない隠れ家風なお店で、待ちに待ったお昼です。鎌倉にはこんなお店が結構あるようですね。会話は尽きず、お店の方にうながされて長いランチタイムは終了・・・

まるいテーブルの真ん中に置いてあったお皿には、十二支とおめでたい鶴亀が描かれていましたのでカシャ!


またこちらはお店に咲いていた紫陽花です。花弁(がく?)が4枚あることから「よひら」とかつては呼ばれていた紫陽花も、こんなに華やかな八重咲のものもあるのだなぁと写してみました。

ひとりだと思いつかない鎌倉ハイキング、日常を離れた過ごし方を楽しんだ一日となりました。

本日もおつきあいいただきましてありがとうございました。