鑑定の醍醐味

閏年(うるうどし)の閏日(うるうび)が間もなく終わろうとしています。29日まである2月って、何だか特別な感じが致しますね。「いきものがかり」の吉岡聖恵さんが、この閏日の生まれなのだとか。4年に一度しか年をとらないと巷(ちまた)では言われますが、2月29日生まれの方は、28日の24時に1つ年を重ねるのだそうですよ。

さて、今日も感動の鑑定を経験しました。今日のクライアントが、愛と義の精神で世の為に活動されていることは存じていましたが、実際に鑑定をさせていただいて心の深いところが喜びを感じています。

私はつくづく、この仕事が向いているのだなあと鑑定をさせていただく度に感じます。そこに喜びがあるからです。「人の悩みを聞くのだから疲れるでしょ?」と言われますが、一度も「くたびれたぁ」と思ったことはありません。むしろ元気をいただくように感じています。嬉しい想定外です。

この「喜び」はどこから来るのでしょう?おそらく、自分が経験したことのない人生をクライアントと一緒に経験させていただいてるような、時間も空間も飛び越えたような経験をさせていただけるからではないかと思います。また私のもとに来て下さる方は100%素敵な方なのです。きっとこれからもそうに違いありません。何故なら、全ての方の人生はかけがえがなくて、スペシャルなもので、生きているということが感動そのものだからです。感謝しかありません。

そもそも「鑑定」ってなに?どんなことをするの?という質問をいただきましたのでお答えします。

鑑定の依頼を受けると、生年月日をもとに鑑定表を作成します。命式と呼びます。命式は、その方の人生の歩みが描かれた人生航路のようなものです。私の場合は、まず塩で手と口を清め、心を落ち着かせ、場を浄めるためにセージを焚きます。命式は、とても大切な命の式なわけですから、心をこめて作成します。そしてその作業を通して、その方の歩んでこられた人生を想像します。また、これからどんな未来がその方を待ち受けているのか、どんなことに気をつけたらその方がさらにご自分を発揮して進んでいかれるのかを考えます。

そして実際にクライアントを前にして、私が読み解いたことをお話しますと、「当たってます!」とびっくりなさいます。それでとても安心なさって、これまでどなたにもお話したことのない深いことまでお話していただけるのです。このとき私は毎回深い感動を覚えます。人生の深淵を覗かせていただけたような感動です。これこそが鑑定の醍醐味なのかなと考えております。

鑑定とは、「あなたはこんな人です!」と決めつけたり、「こんな風に出ているんだけど、おかしいなあ」というものではないと思うのです。悪いことが当たらなかったのなら、その方がご自分を節制なさったり、心の修練をされたり、知らず知らず善行を積まれたりした結果、凶を避けてこられたわけで、喜ぶべきことなのです。

それから、もし未来に凶の種が見つかったなら、それを避ける知恵なり何らかの解決方法を共に考えていくものだと私は考えております。ですから、鑑定には、単なる「占い」を越えたものがなくてはならないのです。「当たる」のは当たり前です。命式を読めばよいのですから。私の目指す鑑定は、クライアントと共にその方の大切な人生を語り、その方の幸せのかたちを共に追い求めていくものなのだと、その思いをますます強くしているこの頃です。

本日もお読みいただき、ありがとうございました。