言葉の重み

九州地方の豪雨が気になります。

どうか大事に至りませんように。

つらい、悲しい思いをする人がひとりでも出ませんように。

 

さて、この春から「エネルギーがわかる」方たちに異口同音に言われる言葉があります。

それは「美也子さんの言葉には癒しがある」というものです。

とても有難いことです。

 

つまり「言葉が響く」らしいのです。

 

厳しい言葉も響いてしまう・・・

 

今後、私が気をつけていくこと、それは、「正しい」と思ったこと程、伝え方に注意する必要があるということです。

 

「夕焼け」という優しい詩で有名な吉野 弘の詩を紹介します。

 

  祝婚歌              吉野 弘

二人が睦まじくいるためには

愚かでいるほうがいい

立派すぎないほうがいい

立派すぎることは

長持ちしないことだと気付いているほうがいい

完璧をめざさないほうがいい

完璧なんて不自然なことだと

うそぶいているほうがいい

二人のうちどちらかが

ふざけているほうがいい

ずっこけているほうがいい

互いに非難することがあっても

非難できる資格が自分にあったかどうか

あとで

疑わしくなるほうがいい

正しいことを言うときは

少しひかえめにするほうがいい

正しいことを言うときは

相手を傷つけやすいものだと

気付いているほうがいい

立派でありたいとか

正しくありたいとかいう

無理な緊張には

色目を使わず

ゆったり ゆたかに

光を浴びているほうがいい

健康で 風に吹かれながら

生きていることのなつかしさに

ふと 胸が熱くなる

そんな日があってもいい

そして

なぜ胸が熱くなるのか

黙っていても

二人はわかるのであってほしい

 

 

本日もおつきあいいただきましてありがとうございました。