ビール瓶をジュエリーに変える人

「自由」と「個性」を標榜していた中学高校時代を過ごしたせいか、その頃の友人は気がつけば自由に自分に向いている仕事に就いている人が多いです。

昨日は、富山とサンフランシスコに拠点を置いてガラス工芸を仕事にしている友人のReiko F.Nojimaさんの「彫刻ガラスアート展」に友人2人と行ってみました。

一緒に行った友人のひとりは以前にもご紹介した声優でジャズシンガーのまるたまりさん、もうひとりも超個性的なS子さん。国立大学の先生です。

 

場所は吉祥寺で、こんな場所での待ち合わせ。

街は10月の行事としてすっかり定着しているハロウィーンの装いになっていて、かわいいお化けがプカプカ泳いでいるところでした。

駅から歩いて3分のところにギャラリーはありました。

こんな看板がありました。

5人のガラス作家がひとつひとつ心を込めて手作業で彫刻したオリジナルデザインのガラス作品が展示販売されていて、素敵な作品が手に入ると思うとちょっとドキドキしました。

友人の作品はジュエリーでしたが、器や花瓶、グラスにお猪口など、色も形も彫刻もとりどりの作品に目が奪われました。

 

 

私が最初に惹きつけられたのがこちらの作品です。

青の色がとても美しく感じられました。葉っぱのような曲線のカーブも左右対称でないところがとても自然で、そこに確かに動きを感じたのでした。「冬景色」というタイトルです。

ほかにはこんなのも。こちらは「ロータス」という作品です。蓮ですね。青と紫のグラデーションがとても綺麗でした。

今日はどうやらブルーに心が惹かれていたようです。

彼女の展示スペースの全体像はこんな感じです。

ビールの瓶からできた作品もあれば、焼酎の瓶から作ったものもあって、もとのカラーも生かしつつ、独特な色に変化していて、さらに砂を吹き付けて削っていくことで表面がシーグラスのようになり、ツルツルでないところが味わいがありました。

作品の一つひとつが自然を感じさせるものなのは、作者である友人が森羅万象に命を感じているからだとわかりました。八百万に神を感じるのだと言っていました。

島根県にある出雲大社では、岩に感動したそうです。

山には山の、岩には岩のスピリットがあるわけですから、感じる人はそのスピリットに触れるのですね。

 

9日までやっています。

 

本日もおつきあいいただきましてありがとうございました。